梅澤濱夫記念館・目黒(HUM)は、梅澤博士の独創的な探求の軌跡を体験できるミュージアムです。
現在そして未来へ、梅澤博士が伝えたかったメッセージが聴こえるでしょうか?
当財団では、創設者である梅澤濱夫博士をご紹介するとともに、梅澤濱夫博士の遺志を継ぎ微生物生産物および関連物質などに関する研究を進める現在の微生物化学研究会をご理解頂くために梅澤濱夫記念館目黒(HUM)を開設いたしました。
HUMでは、現存する資料をもとに梅澤博士の生涯をふりかえるとともに、その業績を紹介しています。また、わが国における抗生物質開発史の一端をうかがい知ることもできます。国産ペニシリン発売当時の各製薬会社の宣伝用ポスターなどを、適宜展示替えをしながらご覧頂いています。
さらには、最新の微化研の研究活動をテレビモニターで紹介するとともに、未来を担う子供たちに微生物化学研究の面白さや重要性をやさしく解説するコーナーも設けました。ここでは、放線菌培養シャーレを特別な樹脂で包埋させたものを手に取って触れることができ、微生物等の標本のスマートフォンでの撮影も可能です。
是非、一度微生物化学の世界を覗いてみてください。
公益財団法人微生物化学研究会
梅澤濱夫記念館
館長 山﨑 勝久
梅澤濱夫博士(1914〜1986、享年72歳)は、ペニシリンを日本で最初に生産した研究を端緒として、新規抗生物質の探索研究に着手し、ストレプトマイシン耐性の結核菌に有効である日本で最初の抗生物質カナマイシンを発見するなど、1940年代後半から40 年以上にわたって次々と新しい研究領域を開拓し、我が国における抗生物質研究のパイオニアであるとともに世界のリーダーでもありました。
イネのいもち病の防除薬であるカスガマイシン、制がん抗生物質ブレオマイシン、免疫促進物質ベスタチン等をはじめ、70品目を超える抗菌抗生物質、40品目を超える制がん抗生物質、50品目を超える酵素阻害物質、数品目の免疫系に作用する物質を発見し、医療に貢献するとともに、医学、薬学、化学、 農学など関連科学の発展に大きく寄与されました。
梅澤博士が情熱を注ぎ続けた微生物化学とは何か?その魅力に出会えるゾーン。
梅澤博士の足跡を通じて、微生物化学、抗生物質への理解を深められるゾーン。
果てしなき研究の結晶。梅澤博士、微生物化学研究所が上市した医薬品を鑑賞できるゾーン。
梅澤博士の功績を未来へどうつなげているか、微生物化学の現在を共有できるゾーン。
もっとわかる微生物化学へ。心に芽生えた「?」を解決し、知的好奇心をさらに広げるゾーン。
※ 詳細はパンフレットをご覧ください。ダウンロードはこちらから
〒141-0021 東京都品川区上大崎3-14-24
交通手段
JR山手線、東急目黒線、東京メトロ南北線、都営地下鉄三田線 各線 目黒駅より徒歩15分
JR山手線、東急池上線、都営地下鉄浅草線 各線 五反田駅より徒歩10分
▶電話:03-3441-4173 (大代表)